◆術後2ヶ月(2013/10)

日々変化する信号

 2,3日の単位で、疼痛や舌から発せられる信号が、日々めまぐるしく変化している様に感じます。数日前には「今日はヒリヒリ感が控えめで少し楽かも…」という日があったかと思うと、翌日には術前に近いような疼痛を朝から感じ「いっそ舌の感覚は全部シャットアウトしたい」と思う日もあり。

 朝起きると、果たして今日は?!とチェックするのが癖になっています。

 

 先月にも書いた様に、舌をくるっと丸めるとヤスリで擦られたようなスクラッチ感を舌先に感じていましたが、今はその症状は無くなっています。

 その一方で、舌が歯にあたった時や、舌の右側や内側の歯茎を綿棒でなぞった時に、ヤスリで擦られた様な刺激を右舌奥に感じるようになりました。

(少なくとも、舌への圧力や刺激に応じて信号を送ろうとしている様です。過剰ですがxxx)

(この感覚は食事中にジャリジャリ感じるので味気なく不快です。例えば飴玉を舐めたりするとジャリジャリ・ザラザラで味がいまひとつわかりません。

 なかなか落ち着かない口の中ですが、神経は繋がろうとしているのだと思うようにしています。どうか、正しい信号が正しいレベルで送られるように最終的には落ち着きますように…

待つということ

 手術を受けるまでは、そこに辿り着くまでに調べたり・理解したり・行動を起こしたり・判断したり…と良くも悪くも「やる事」が多かったので、そちらに集中することで、不安や痛みを紛らわそうとしていました。

 でも、術後は自分で出来ることはさほど無く、「待つ」だけと気づいた時は、あーあ…と虚脱感を感じて落ち込んだことも。

 振り返ると、このホームページを作る事は、そんな自分自身の精神的リハビリにもなっていた様です。

試した薬

 入院中に、星状神経節ブロック注射の治療を受けるために麻酔科にかかりましたが、その際に「試してみるのも良いかもしれない」という事で、数種類の薬を頂きました。

  •  トラムセット配合錠
  •  ナウゼリンOD錠10
  •  ノイロトロピン錠4単位
  •  リリカカプセル75mg

 術後すぐで、体力が落ちていたためか、ノイロトロピンまで試したところで、二日酔いのような眩暈や吐き気が辛く、一方で疼痛には全く効かなかったので、当面は薬を飲まない方針に切り替えて退院しました。

 

 退院後に、灼熱痛やヒリヒリ感がひどくてたまらない日(週末)に1,2度、就寝前にリリカカプセルを試した事があります。翌日の疼痛がかなり緩和され「これは効くな~」と感動しましたが、ひきずりこまれるような眠気とだるさがあり、飲み続けながら仕事するのは無理だな…という事で封印しました。(飲み続けることも重要という記事等も読みましたが、私の場合は、寝られないほどの痛みでは無いので…)

海外でも同じ

 ホームページのサブタイトル「lingual nerve injury」でウェブ検索をすると、海外のいろいろなページがヒットします。その中から、私と同様の体験で苦しんでいる患者さんのページのいくつかに、辿り着きました。

 イタリアでも、アメリカでも、皆さん同様に不安や怒りや疼痛に悩まされる日々の中、少しでも痛みが改善する方法について試されています。

・たくさんの抗うつ薬や鎮痛剤を試している人

・飲み物やマッサージなどで緩和しようと努力している人

 近くに専門の病院が無いため、同じ悩みを持つ人を募って情報交換をしているページもありました。